想像してみてください。
あなたの所有するアパート10室が4部屋空いています。
あと一つ空いてしまうと、半分空き、毎月の返済もままならなくなります。
早期に決めたいことは、言うまでもありません。
以前弊社では、20部屋ある内の、10部屋が空いている物件のお手伝いをさせて頂く機会がありました。
そこで言われた事、今もよく覚えてます。
“今ウチ(大家さん)も、これからどの業者さんに頼むか決めかねてる。
今回は、そちら(弊社)も含めて数社(後にで計4社と知りました)に依頼して、一番テナントさん決めてくれた所に、このアパート一棟の管理をお願いしようと思っていますが、いいですか?”と。
そこで私は承諾し、いわゆる”募集競争”が始まりました。
もちろん、募集条件はどの業者も一緒です。
こういう話は実務上、たまに起こる事で、大家さんの目線から見れば、まだ実力も雰囲気も分からない業者さん一社に決めたくない、という気持ちも非常に理解できるところです。
(ただ、やり方によっては、機嫌を損ねる業者さんもいますので、やり方にはご注意を。理由はどこかでお伝えします)
結果、空室の10部屋は3ヶ月以内に全て埋まりました。
そしてその内訳は、8室ウチが決め、残りの2部屋を他の業者が決めました。
もちろん、もしウチ一社でやっていたら、残りの2部屋も遠くない先で決まっていたと、今でも思っています。何回か申込みが重なり、大家からも今回だけ他の業者さんの方を優先させて、と言われましたので。
6件目~7件目を決めさせて頂いた辺りには既に、今後の管理は弊社に任せて頂ける事で、お話を頂いておりました。
大家さんもびっくりしていました。
実際口にはされませんでしたが、「こんな小さな会社がこんなに埋めてくれるなんて!」って思ってくれていたんじゃないかと思います。
募集を依頼する時、よく「どこの業者に管理や募集頼んだって一緒だよ」と言われる事がありますが、この時は、やってる側からしたら、痛快でしたね。
では、他の業者とウチとで、何がそんなに違っていたのでしょうか?